東洋大学 FBO寄附講座2016 第4回「郷土料理について~食のビジネスと文化~」開催報告

東洋大学における「FBO寄付講座 第4回」の講義が10月19日に行われました。
今回はNPO法人FBO 研究室長 長田卓が担当し、「郷土料理について~食のビジネスと文化~」をテーマに講義しました。



講義の前半では食の「ビジネス」について。
外食産業をはじめとする、食の「業界」についての概略およびその歴史、その後、商材としての郷土料理の価値についての説明をされました。
地理的要因と文化的要因から、現在、郷土料理は日本全国に各県それぞれの特性を反映した500種類以上存在するとのことです。
また、長田研究室長が以前収集したアンケートによると、観光客の観光目的に「食」を挙げる人は多くいるという結果があります。
旅行における「食」は「ターゲットを限定しない」、「旅行形態を選ばない」、「オフシーズンでも集客が可能」などのことから、観光事業者にとっても重要とされます。その中で、郷土料理はそれを最大限に活かすツールであるとのことでした。

続いては、食の「文化」について。
ここでは、特に日本料理(和食)の特徴についての話です。
2020年のオリンピックに開催に向けて、今後益々の訪日外国人観光客が増えると共に、和食が世界無形文化遺産に登録されたことから、国内外問わず和食は非常に注目されます。
和食の特徴は大きく以下の4つが挙げられるとのことです。
①多様で新鮮な食材とその持ち味が尊重されること
②栄養バランスに優れた健康的な食生活を実現させること
③自然の美しさや季節の移ろいを表現していること
④年中行事と密接な関わりがあること



日本人として、また、観光産業に携わる者、そして本大学の学生のように、これから業界においての活躍を期待される者は、当然のことながら「和食」を正しく理解する必要があると実感させられる講義となりました。
協会としても、今後観光産業を担う学生たちにこれらの話を伝えられたことは、非常に貴重で有意義な時間になったかと思います。