東洋大学 FBO寄附講座2014 第13回「アジアのグローバル人材育成と今後」

第13回目となる東洋大学寄附講座は㈱H.R.M 代表取締役の大谷晃氏にご出講頂き、「アジアのグローバル人材育成と今後」と題しお話頂きました。
今回は、まだあまり日本でも注目されていないASEANの国々を中心に、今後の観光業界の日本のあり方などを踏まえ、非常にわかりやすく、楽しい講義となりました。


講義ではまず、なぜ日本が今海外から注目されているかという質問を学生に問いかけ、「日本のアニメなど文化が人気」、「日本食が好まれる」などの理由が挙がりました。しかしその中でも、一番のきっかけとなったのは昨年の世界ユネスコ無形遺産となった「和食」や2020年開催予定の「東京オリンピック」があるといいます。
現在、日本を大きくアピールする最大のチャンスの時期とのことなのですが、まだまだ日本では観光客を受け入れる体制が整っていないことが現状だと大谷氏はお話されておりました

また現在、日系企業も多くASEANの国々へ進出しており、日系企業で働く現地の方々も多くおりますが、今後は日本でのASEANの国々の方の活躍に注目されているといいます。
観光業界で、働く方も増えており、日本での住みやすさや生活費用があまり高くないということが挙げられることと、現地での月給と比べると日本での月給は約6分の1ということで、まだまだ貧富の差が激しい国々では、自国へ送金し家族を養う人など、日本で働くことや日本語を学ぶことに彼らもメリットが多いといいます。

しかし、一方でASEANの国々では日本への渡航にさまざまな問題を抱えており、各国によってビザ取得の厳しさや、インターネットなどのWEBサイト上で日本の情報があまり発信されていないこと、ツアーや個人旅行など観光情報があまりないなどの声が挙げられており、お隣の韓国や中国、また欧州やアメリカなど日本に行かなくても日本の文化が味わえる、いわゆる「日本風」を堪能して満足する人々も増えている現実に、私たちはもっと危機感を持って今後改善していかなければならないと語っておりました。


今まであまり馴染みのないASEANの国々に関しての印象や、日本の観光業界の今後について現実を知り、学生たちにとってまた新たな夢や希望が見つかるひとつのキーワードとなったのではないでしょうか。
また日本が今後より訪日観光客の増加予測が見込まれることや、世界に注目されるということを知り、観光業界での就職を目指す学生たちにとって新鮮で刺激的な講義であったのではないかと思いました。