東洋大学 FBO寄附講座2014 第8回「日本酒を通してひろがる世界」

第8回目となる東洋大学寄付講座はアクア・ディ・ルーチェ代表のおおくぼかずよ氏をお招きし、「日本酒を通してひろがる世界」と題しお話いただきました。


まずは、日本酒との出会いから「唎酒師」「日本酒学講師」の資格取得に至るまでを語っていただきました。
日本酒との出会いは仕事のイベントで訪問したイタリア・トリノでした。日本展示ブース内で日本文化を紹介している中で、現地の人々は誇りを持って自国の伝統や文化を語る姿に感動し、「日本の魅力をもっと伝えたい!」という強い気持ちから、勉強を始めたのが「日本酒」でした。以前よりお酒が大変好きであったことから、「好きなことこそ極めよう」と思い、13年前にSSI認定「唎酒師」、3年前に上位資格である「日本酒学講師」を取得しました。

おおくぼ氏は唎酒師となった後、日本酒の世界を知れば知るほど民俗・文化・歴史・科学などの知識を必要とする奥深いものと感じる様になり、一方で造り手の真心を感じることができる、大変繊細で美しいものである日本酒の世界に惚れこんだそうです。


「誰もが笑顔で食事をする食卓を創りたい」というおおくぼ氏は現在、日本酒のレクチャーを踏まえ、日本酒の魅力を伝える新たな試みの1つとして、「日本酒×料理教室」を開催しています。料理を通して日本酒を知っていただくなど、新たなことに挑戦し続けています。
このように「好きなものこそ極め、勉強すること」が新たな発見や挑戦につながるというお話には、将来の進路に悩む学生達にとって大変貴重なお話でありました。

講義では学生に対して「日本酒の魅力を伝えたい」という想いより、タイプの異なる3種の日本酒と「グミ」を使って、テイスティングと相性体験が行われました。
学生の多くが、普段日本酒をあまり飲まないと回答したのにも関わらず、女性にも飲みやすい日本酒ベースの、ゆずのリキュールやマスカットのようなタイプの日本酒を口にすると、「おいしい!」「もっと下さい!」との声が飛び交い、大変好評でした。学生達にとっては、間違いなく日本酒のイメージが変わったことでしょう。