東洋大学 FBO寄附講座2014 第6回「ホテリエのキャリアパスについて」

11月15日の東洋大学FBO寄附講座はホテルサンルート瀬戸大橋 取締役総支配人の石川達也氏にご出講頂き、「ホテリエのキャリアパスについて」をテーマにお話頂きました。
ホテル業界に30年以上従事している石川氏ならではのお話は大変分かりやすくまた興味深い内容でした。


講義では、まず国内のホテルの概況について。国内のホテルは、数的には拡大基調にあるが全ホテルの30%台後半から40%程度は、未だ赤字に苦しんでいる状況であり、質的には、外資系高級ホテルの都市部への進出と、高級ホテルとバジェットホテルとの二極化が進行している状況にあるとのことです。

また、カタチの無い商品を販売するホテル・レストランは、顧客が購入前に事前体験や商品を確かめることができず、ゆえにその評価は顧客の感性に委ねられるとのことでした。その延長として、そのような商品を販売するホテルではどのような人材を求めるのかについてもお話頂きました。


さらに、現在のホテルは人材の長期育成や社員の士気の低さが問題点であるとのことで、ホテルでのインターン研修で感じたことについての学生とのディスカッションは非常に盛り上がりました。
インターン研修ではホテルの厳しさを知った学生が多く、それゆえにホテルの志望を断念するという発言をする学生もいました。このことは“人材の育成”という現代ホテルの問題点とリンクし、やはり今後のホテルの大きな課題であるということを再確認しました。

観光学科ということで、多くの学生が広い意味でのサービス産業へ就職することが予想されますが、今回の石川氏のお話しは今後の就職活動において非常に役立つのではないかと思います。